古典ライブラリー

古今和歌集 巻第五 秋歌下 263番

雨ふれば

壬生忠岑(みぶのただみね)

雨が降ると、笠取山のもみじ葉は、行き交う人の袖までも照り輝かせる。

「雨ふれば」の歌をもとにした情景。雨が降ると、笠取山のもみじ葉は、行き交う人の袖までも照り輝かせる。
「雨ふれば」の歌をもとにした情景。雨が降ると、笠取山のもみじ葉は、行き交う人の袖までも照り輝かせる。
作者
忠岑(壬生忠岑)
  1. 1是貞これさだ是貞これさだこれさだのみこののみこののみこの家いへ家いへいえののの歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせによめるによめるによめる詞書
  2. 2雨あめ雨あめあめふればふればふれば初句
  3. 3かさとりかさとりかさとり山やま山やまやまののの二句
  4. 4もみぢもみぢもみじ葉ば葉ばばははは三句
  5. 5行ゆ行ゆゆきかふきかふきかう人ひと人ひとひとののの四句
  6. 6袖そで袖そでそでさへぞてるさへぞてるさえぞてる結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕是貞親王の家の歌合で詠んだ歌。

雨が降ると、笠取山のもみじ葉は、行き交う人の袖までも照り輝かせる。

意訳

雨に濡れた紅葉が鮮やかに映え、通りがかる人の袖まで赤く照らす。

語釈・文法注

袖さへぞ照る
袖までも照り映える。

和歌

作者
壬生忠岑(みぶのただみね) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。右衛門府生など下級の武官を務めた。歌論書『和歌体十種(忠岑十体)』の作者とされる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第五・秋歌下・263番
歌体
短歌
状況
詞書「是貞のみこの家の歌合によめる」(是貞親王の家の歌合で詠んだ歌)。

解説

壬生忠岑の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、46頁(コマ36)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日