古典ライブラリー

古今和歌集 巻第五 秋歌下 264番

散らねども

読人しらず(よみびとしらず)

まだ散らないけれど、前もって惜しまれる、もみじ葉は。今が最後の色だと見るので。

「散らねども」の歌をもとにした情景。まだ散らないけれど、前もって惜しまれる、もみじ葉は。今が最後の色だと見るので。
「散らねども」の歌をもとにした情景。まだ散らないけれど、前もって惜しまれる、もみじ葉は。今が最後の色だと見るので。
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1寛平くわんぴやう寛平くわんぴやうかんぴょうののの御時おほんとき御時おほんときおおんとききさいのきさいのきさいの宮みや宮みやみやののの歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせののの歌うた歌うたうた詞書
  2. 2散ち散ちちらねどもらねどもらねども初句
  3. 3かねてぞかねてぞかねてぞををおしきしきしき二句
  4. 4紅葉もみぢば紅葉もみぢばもみじばははは三句
  5. 5今いま今いまいまはははかぎりのかぎりのかぎりの四句
  6. 6色いろ色いろいろととと見み見みみつればつればつれば結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

〔詞書〕寛平の御時、后の宮の歌合の歌。

まだ散らないけれど、前もって惜しまれる、もみじ葉は。今が最後の色だと見るので。

意訳

紅葉は散る前の最後の姿なので、まだ散っていなくても、もう惜しく思われる。

語釈・文法注

かねてぞ
前もって。
今はかぎりの色
これが最後の色。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第五・秋歌下・264番
歌体
短歌
状況
詞書「寛平の御時きさいの宮の歌合の歌」(寛平の御時、后の宮の歌合の歌)。

解説

読人しらずの歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、46頁(コマ36)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日