古典ライブラリー

古今和歌集 巻第四 秋歌上 241番

ぬししらぬ

素性法師(そせいほうし)

持ち主のわからない香が匂っている。秋の野に、誰が脱いでかけた藤袴なのだろうか。

「ぬししらぬ」の歌をもとにした情景。持ち主のわからない香が匂っている。秋の野に、誰が脱いでかけた藤袴なのだろうか。
「ぬししらぬ」の歌をもとにした情景。持ち主のわからない香が匂っている。秋の野に、誰が脱いでかけた藤袴なのだろうか。
作者
素性(素性法師)
  1. 1ふぢばかまふぢばかまふじばかまをををよめるよめるよめる詞書
  2. 2ぬししらぬぬししらぬぬししらぬ初句
  3. 3香か香かかこそにほへれこそにほへれこそにおえれ二句
  4. 4秋あき秋あきあきののの野の野ののににに三句
  5. 5たがぬぎかけしたがぬぎかけしたがぬぎかけし四句
  6. 6藤袴ふぢばかま藤袴ふぢばかまふじばかまぞもぞもぞも結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕藤袴を詠んだ歌。

持ち主のわからない香が匂っている。秋の野に、誰が脱いでかけた藤袴なのだろうか。

意訳

野に漂う藤袴の香を、持ち主のわからない袴の香と見る。

語釈・文法注

主しらぬ
持ち主のわからない。
ぞも
疑問と詠嘆。

和歌

作者
素性法師(そせいほうし) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀初め)
僧正遍昭の子。俗名は良岑玄利(よしみねのはるとし)といい、父の命で出家した。雲林院や大和の石上の良因院に住み、宇多天皇・醍醐天皇の歌会や屏風歌に召された。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第四・秋歌上・241番
歌体
短歌
状況
詞書「ふぢばかまをよめる」(藤袴を詠んだ歌)。

解説

素性法師の歌。藤袴の歌が三首並ぶ。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、41〜42頁(コマ34)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日