古今和歌集 巻第四 秋歌上 242番
今よりは
これからは植えて見ることさえしまい。花すすきが穂を出す秋は、わびしいものだったから。

現代語訳
これからは植えて見ることさえしまい。花すすきが穂を出す秋は、わびしいものだったから。
意訳
すすきが穂を出すと秋の寂しさが身にしみる。だから今後はすすきを植えまい、と秋の寂しさを嘆く。
語釈・文法注
- だに
- さえ。
- ほにいづる
- 穂を出す。
和歌
- 作者
- 平貞文(たいらのさだふん) ?–923
桓武天皇の玄孫で、「平中(へいちゅう)」と呼ばれた。色好みとして知られ、『平中物語』の主人公とされる。寛平・延喜の歌合で活躍した。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第四・秋歌上・242番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
解説
平貞文の歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、42頁(コマ34)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日