古典ライブラリー

古今和歌集 巻第四 秋歌上 228番

秋の野に

藤原敏行(ふじわらのとしゆき)

秋の野に宿をとろう。女郎花の名が親しく思われるので。旅ではないのだけれど。

「秋の野に」の歌をもとにした情景。秋の野に宿をとろう。女郎花の名が親しく思われるので。旅ではないのだけれど。
「秋の野に」の歌をもとにした情景。秋の野に宿をとろう。女郎花の名が親しく思われるので。旅ではないのだけれど。
作者
敏行朝臣(藤原敏行)
  1. 1是貞これさだ是貞これさだこれさだのみこののみこののみこの家いへ家いへいえののの歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせののの歌うた歌うたうた詞書
  2. 2秋あき秋あきあきののの野の野ののににに初句
  3. 3やどりやどりやどりはははすべしすべしすべし二句
  4. 4女郞花をみなへし女郞花をみなへしおみなえし三句
  5. 5名な名ななをををむつましみむつましみむつましみ四句
  6. 6旅たび旅たびたびならなくにならなくにならなくに結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕是貞親王の家の歌合の歌。

秋の野に宿をとろう。女郎花の名が親しく思われるので。旅ではないのだけれど。

意訳

旅でもないのに、女郎花という名に親しみを感じて、その咲く野に泊まりたくなる。

語釈・文法注

名をむつましみ
名が親しく思われるので。
旅ならなくに
旅ではないのに。

和歌

作者
藤原敏行(ふじわらのとしゆき) ?–901?
藤原富士麻呂の子。蔵人頭・右兵衛督などを務めた。能書家としても名高く、神護寺の鐘の銘を書いたと伝える。妻は紀有常の娘で、業平とは相婿にあたる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第四・秋歌上・228番
歌体
短歌
状況
詞書「是貞のみこの家の歌合の歌」(是貞親王の家の歌合の歌)。

解説

藤原敏行の歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、39頁(コマ33)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日