古典ライブラリー

古今和歌集 巻第四 秋歌上 229番

女郞花

小野美材(おののよしき)

女郎花がたくさん咲いている野辺に泊まったら、わけもなく浮気だという評判が立ってしまうだろうか。

「女郞花」の歌をもとにした情景。女郎花がたくさん咲いている野辺に泊まったら、わけもなく浮気だという評判が立ってしまうだろうか。
「女郞花」の歌をもとにした情景。女郎花がたくさん咲いている野辺に泊まったら、わけもなく浮気だという評判が立ってしまうだろうか。
作者
小野美材
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2女郞花をみなへし女郞花をみなへしおみなえし初句
  3. 3多おほ多おほおおかるかるかる野邊のべ野邊のべのべににに二句
  4. 4宿やど宿やどやどりせばりせばりせば三句
  5. 5あやなくあだのあやなくあだのあやなくあだの四句
  6. 6名な名ななをやをやをや立た立たたちなむちなむちなむ結句

引用の仕方

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現代語訳

女郎花がたくさん咲いている野辺に泊まったら、わけもなく浮気だという評判が立ってしまうだろうか。

意訳

女郎花の名から多くの女性を連想し、そんな野に泊まれば浮気者という噂が立つだろう、とおどける。

語釈・文法注

あやなく
わけもなく。
あだの名
浮気だという評判。

和歌

作者
小野美材(おののよしき) ?–902
小野篁の孫。大内記などを務め、漢詩文と書に優れた。
出典
『古今和歌集』巻第四・秋歌上・229番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

小野美材の歌。女郎花の名による戯れは、当時の歌合で好まれた。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、39頁(コマ33)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日