古典ライブラリー

古今和歌集 巻第四 秋歌上 179番

年ごとに

凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)

毎年会うことは会うけれど、織女の寝る夜の数は、なんと少ないことだろう。

「年ごとに」の歌をもとにした情景。毎年会うことは会うけれど、織女の寝る夜の数は、なんと少ないことだろう。
「年ごとに」の歌をもとにした情景。毎年会うことは会うけれど、織女の寝る夜の数は、なんと少ないことだろう。
作者
凡河内躬恒
  1. 1なぬかのなぬかのなぬかの日ひ日ひひののの夜よ夜よよよめるよめるよめる詞書
  2. 2年とし年としとしごとにごとにごとに初句
  3. 3逢あ逢ああふとふとうとはははすれどすれどすれど二句
  4. 4七夕たなばた七夕たなばたたなばたののの三句
  5. 5ぬるぬるぬる夜よ夜よよののの數かず數かずかずぞぞぞ四句
  6. 6すくなかりけるすくなかりけるすくなかりける結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕七日の夜に詠んだ歌。

毎年会うことは会うけれど、織女の寝る夜の数は、なんと少ないことだろう。

意訳

毎年欠かさず会うとはいえ、一夜ずつしかないので、共寝の夜はわずかしかない、と七夕の恋を思いやる。

語釈・文法注

年ごとに
毎年。
ぬる夜
共寝をする夜。

和歌

作者
凡河内躬恒(おおしこうちのみつね) 生没年未詳(九世紀末〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。甲斐少目・和泉大掾など地方の下級官人を務めたが、歌才は宇多・醍醐両天皇に重んじられ、屏風歌や歌合で活躍した。貫之と並ぶ歌人とされる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第四・秋歌上・179番
歌体
短歌
状況
詞書「なぬかの日の夜よめる」(七日の夜に詠んだ歌)。

解説

凡河内躬恒の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、32頁(コマ29)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日