古典ライブラリー

古今和歌集 巻第三 夏歌 159番

去年の夏

読人しらず(よみびとしらず)

去年の夏に鳴き古したほととぎすだろうか、そうではないのか。声が少しも変わらない。

「去年の夏」の歌をもとにした情景。去年の夏に鳴き古したほととぎすだろうか、そうではないのか。声が少しも変わらない。
「去年の夏」の歌をもとにした情景。去年の夏に鳴き古したほととぎすだろうか、そうではないのか。声が少しも変わらない。
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2去年こぞ去年こぞこぞののの夏なつ夏なつなつ初句
  3. 3なきふるしてしなきふるしてしなきうるしてし二句
  4. 4郭公ほととぎす郭公ほととぎすほととぎす三句
  5. 5それかあらぬかそれかあらぬかそれかあらぬか四句
  6. 6こゑのかはらぬこゑのかはらぬこえのかわらぬ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

去年の夏に鳴き古したほととぎすだろうか、そうではないのか。声が少しも変わらない。

意訳

今年のほととぎすの声は去年とまったく同じだ。同じ鳥なのか違うのか、と思いめぐらす。

語釈・文法注

鳴きふるしてし
鳴き古してしまった。
それかあらぬか
それなのか、そうでないのか。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第三・夏歌・159番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

読人しらずの歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、28頁(コマ27)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日