枕草子 第318段 随想的章段
清げなる童の髪長き
僧の弟子として、こざっぱりとした髪の長い童、大柄で髭が生えていても意外に髪の美しい者、たくましく恐ろしげな者などが大勢いて、あちこちで尊い評判のある法師こそ望ましい。親もどんなにうれしいことだろうという。
場面イラスト(準備中)
- 1清清きよげげげなるなるなるわらはわらはわらわののの髪髪かみながきながきながき。。。又又またおほきやかおほきやかおおきやかなるなるなるががが髯髯ひげ生生おひひいたれたれたれどどど思思おもははわずずずににに髪髪かみ麗麗うるわしきしきしき。。。又又またしたゝかしたゝかしたたかにににむくつけゞむくつけゞむくつけげなるなるなるなどなどなど多多おおくくくててて、、、いといといとなげなげなげにてにてにて此所此所ここ彼所彼所かしこにににやんごとなきやんごとなきやんごとなきおぼえおぼえおぼえあるあるあるこそこそこそ法師法師ほうしもももあらあらあらまほしきまほしきまほしきわざわざわざなめれなめれなめれ。。。親親おやなどなどなどいかにいかにいかに嬉嬉うれしからしからしからむむんとととこそこそこそおしおしおしはからはからはからるれるれるれ。。。
現代語訳
こざっぱりとした童で髪の長いの。また、大柄で髭が生えているけれど、思いがけず髪の美しい者。また、たくましく恐ろしげな者など、弟子が大勢いて、たいそう忙しそうに、あちらこちらで尊い評判があるのこそ、法師としても望ましいありさまであるようだ。親などはどんなにうれしいだろうと推し量られる。
意訳
前段の尊い僧に続いて、理想的な法師の姿を述べている。さまざまな弟子を大勢抱え、あちこちから呼ばれて忙しくしている評判の高い法師こそ、僧として望ましく、その親も誇らしく思うだろうという。
語釈・文法注
文法
- 「したゝかに」
- たくましく、しっかりとして。
- 「むくつけゞ」
- 恐ろしげな、無骨な。
解説
前段と合わせて読むべき短い段である。
関連
出典
- 底本
- 丸岡桂・松下大三郎編『国文大観』日記草子部(枕草紙) 板倉屋書房、明治36年(1903)、366頁(コマ195)。国立国会図書館デジタルコレクション
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部
- 更新日