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枕草子 第290段 随想的章段

業平が母の宮の

在原業平の母の宮が、「いよいよ見まくほしき君かな」と詠んだのは、たいそうしみじみとして趣がある。その手紙を業平が引き開けて見た時の気持ちが思いやられるという。

  1. 1又また又またまた業平なりひら業平なりひらなりいらががが母はは母ははははのののののの、、、「「「いよいよいよいよいよいよ見み見みみまくまくまく」」」とととのたまへのたまへのたまえるるるいみじういみじういみじゅうあはれあはれあわれにににをかしをかしおかし。。。引ひ引ひひきききあけあけあけててて見み見みみたりたりたりけむけむけんこそこそこそ思おも思おもおもひひいやらやらやらるれるれるれ。。。

引用の仕方

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現代語訳

また、業平の母の宮が「いよいよ見まく」とおっしゃったのは、たいそうしみじみとして趣がある。業平がその手紙を引き開けて見たときのことが思いやられる。

意訳

『伊勢物語』で知られる、業平の母伊都内親王の歌「老いぬればさらぬ別れのありといへばいよいよ見まくほしき君かな」についての感想である。年老いて会いたいとつづった母の手紙を受け取った業平の心を、作者は思いやっている。

語釈・文法注

業平が母の宮
伊都内親王。桓武天皇の皇女で、在原業平の母。

文法

「いよいよ見まく」
『古今和歌集』『伊勢物語』の伊都内親王の歌「老いぬればさらぬ別れのありといへばいよいよ見まくほしき君かな」の一節。

解説

短い段であるが、母と子の情愛に深く共感する作者の心が表れている。

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出典

底本
丸岡桂・松下大三郎編『国文大観』日記草子部(枕草紙) 板倉屋書房、明治36年(1903)、356–357頁(コマ190)。国立国会図書館デジタルコレクション
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部
更新日