枕草子 第270段 随想的章段
日のうらうらとある昼つかた
うららかな昼ごろや、夜更けの子の刻ごろに、帝が男たちをお召しになるのはたいそう趣がある。夜中に帝の御笛の音が聞こえるのもすばらしいという。
場面イラスト(準備中)
- 1日日ひのののうらうらうらうらうらうらとととあるあるある晝晝ひるつかたつかたつかた、、、いたういたういとう夜夜よ更更ふけけけててて、、、子子ねののの時時ときなどなどなど思思おもひひい參參まいらするらするらするほどほどほどににに、、、をのこをのこおのこどもどもども召召めしししたるたるたるこそこそこそいみじういみじういみじゅうをかしけれをかしけれおかしけれ。。。夜中夜中よなかばかりばかりばかりににに又又また御御おん笛笛ふえののの聞聞きこえええたるたるたるいみじういみじういみじゅうめでたしめでたしめでたし。。。
現代語訳
日がうららかに照っている昼ごろや、夜がたいそう更けて、子の刻ごろだろうかとお思い申し上げるころに、帝が男たちをお召しになったのは、たいそう趣がある。夜中ごろに、また帝の御笛の音が聞こえたのは、たいそうすばらしい。
意訳
帝が男たちを呼び出す声や、夜中に聞こえてくる帝の笛の音を描いた短い段である。一条天皇は笛の名手として知られ、夜更けに響くその音色を作者はすばらしいと感じている。
語釈・文法注
文法
- 「子の時」
- 午前零時ごろ。
解説
一条天皇の笛の音を伝える短い段である。
関連
出典
- 底本
- 丸岡桂・松下大三郎編『国文大観』日記草子部(枕草紙) 板倉屋書房、明治36年(1903)、347頁(コマ185)。国立国会図書館デジタルコレクション
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部
- 更新日