枕草子 第228段 類聚的章段
言葉なめげなるもの
言葉づかいの無礼なものとして、宮のめの祭文を読む人、舟をこぐ者たち、雷鳴の陣の舎人、相撲人を挙げる。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
言葉づかいの無礼なもの。
宮咩の祭文を読む人。舟をこぐ者たち。雷鳴の陣の舎人。相撲人。
意訳
言葉づかいが荒っぽく、無礼に聞こえる人々を挙げている。祭文を読み上げる声、船頭の掛け声、雷鳴のときに警護する舎人、相撲取り。いずれも、宮廷の上品な言葉とは異なる、威勢のよい声を発する人々である。
語釈・文法注
文法
- 「宮のめのさいもん」
- 宮咩(みやのめ)の祭の祭文。
- 「かんなりの陣」
- 雷鳴の陣。雷が鳴るとき、近衛の官人が清涼殿などを警護すること。
解説
声や言葉の調子に敏感な作者らしい段である。
関連
出典
- 底本
- 丸岡桂・松下大三郎編『国文大観』日記草子部(枕草紙) 板倉屋書房、明治36年(1903)、325頁(コマ168)。国立国会図書館デジタルコレクション
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部
- 更新日