枕草子 第224段 類聚的章段
星は
星として、すばる、彦星、明星、夕づつを挙げ、流れ星さえなければなおよいという。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
星は。
すばる。彦星。明けの明星。宵の明星。流れ星さえなかったら、まして趣があるだろうに。
意訳
好ましい星を挙げた段である。最後の「よばひぼし」(流れ星)は、「夜這い」に通じる名のおかしさから、「これさえなければ」と言っているのであろう。言葉の響きに敏感な作者らしい一言である。
語釈・文法注
文法
- 「すばる」
- 昴。プレアデス星団。
- 「ゆふづゝ」
- 夕星。宵の明星、金星。
- 「よばひぼし」
- 流れ星。「夜這ひ」に通じることから、名前が好まれなかったとされる。
解説
名前の響きが評価に影響しているのがおもしろい。
関連
出典
- 底本
- 丸岡桂・松下大三郎編『国文大観』日記草子部(枕草紙) 板倉屋書房、明治36年(1903)、324頁(コマ167)。国立国会図書館デジタルコレクション
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部
- 更新日