枕草子 第219段 類聚的章段
岡は
岡として、船岡、片岡を挙げ、鞆岡は笹が生えているのが趣深いという。ほかにかたらひの岡、人見の岡を挙げる。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
岡は。
船岡。片岡。鞆岡は、笹が生えているのが趣深い。語らいの岡。人見の岡。
意訳
歌枕の岡を挙げた短い段である。船岡は京都の北にある小高い丘で、遊覧の地として知られた。「かたらひの岡」「人見の岡」は、名前の響きのおもしろさで選ばれたのだろう。
語釈・文法注
文法
- 「船岡」
- 京都市北区にある船岡山。
- 「鞆岡」
- 山城国の地名。笹の名所とされた。
解説
地名尽くしの段の一つである。
関連
出典
- 底本
- 丸岡桂・松下大三郎編『国文大観』日記草子部(枕草紙) 板倉屋書房、明治36年(1903)、321頁(コマ164)。国立国会図書館デジタルコレクション
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部
- 更新日