枕草子 第188段 類聚的章段
経は
経として、法華経はいうまでもなく、千手経、普賢十願、随求経、尊勝陀羅尼、阿弥陀の大呪、千手陀羅尼を挙げる。
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現代語訳
経は。
法華経は言うまでもない。千手経。普賢十願。随求経。尊勝陀羅尼。阿弥陀の大呪。千手陀羅尼。
意訳
尊く思われる経典を並べている。法華経は女人成仏を説くこともあって、当時の貴族女性に特に重んじられた。陀羅尼は、病や災いを除くための呪文として広く唱えられた。
語釈・文法注
文法
- 「ずゐぐ經」
- 随求陀羅尼経。唱える者の願いをかなえるという陀羅尼を説く経。
- 「大ず」
- 大呪。長い陀羅尼。
解説
当時の貴族社会で信仰された経典がわかる段である。
関連
出典
- 底本
- 丸岡桂・松下大三郎編『国文大観』日記草子部(枕草紙) 板倉屋書房、明治36年(1903)、310頁(コマ158)。国立国会図書館デジタルコレクション
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部
- 更新日