枕草子 第185段 類聚的章段
浜は
浜として、外の浜、吹上の浜、長浜、打出の浜、もろよせの浜を挙げ、千里の浜は広々と思いやられるという。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
浜は。
外の浜。吹上の浜。長浜。打出の浜。もろよせの浜。千里の浜は、その名のとおり広々としていると思いやられる。
意訳
歌枕の浜を挙げた段である。最後の千里の浜について、名前から広大な景色を思い描いているところに、言葉から想像をふくらませる作者の楽しみ方がうかがえる。
語釈・文法注
文法
- 「そとの濱」
- 陸奥国の最果ての浜。現在の青森県津軽半島の東岸。
- 「千里の濱」
- 紀伊国(和歌山県)の歌枕。
解説
前段に続く地名尽くしの段である。
関連
出典
- 底本
- 丸岡桂・松下大三郎編『国文大観』日記草子部(枕草紙) 板倉屋書房、明治36年(1903)、310頁(コマ158)。国立国会図書館デジタルコレクション
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部
- 更新日