枕草子 第184段 類聚的章段
島は
島として、浮島、八十島、たはれ島、水島、松が浦島、籬の島、豊浦の島、たと島を挙げる。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
島は。
浮島。八十島。たはれ島。水島。松が浦島。籬の島。豊浦の島。たと島。
意訳
和歌に詠まれた歌枕の島を並べている。陸奥の松島湾の籬の島、松が浦島など、遠い地方の名所も多い。作者は実際には見たことのない土地を、歌の世界を通して思い描いている。
語釈・文法注
文法
- 「籬の島」
- 陸奥国塩竈の浦にある島。『古今和歌集』東歌に詠まれた。
- 「たはれ島」
- 肥後国の歌枕。「戯(たはれ)」の名がおもしろがられた。
解説
歌枕を並べた地名尽くしの段である。名前の響きのおもしろさで選んだものも多いとみられる。
関連
出典
- 底本
- 丸岡桂・松下大三郎編『国文大観』日記草子部(枕草紙) 板倉屋書房、明治36年(1903)、310頁(コマ158)。国立国会図書館デジタルコレクション
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部
- 更新日