枕草子 第137段 類聚的章段
つれづれなぐさむるもの
退屈を慰めるものとして、物語、碁、双六、片言をしゃべる幼児、果物、冗談のうまい男の来訪を挙げる。男の来訪は、物忌の時でも入れてしまうという。
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- 1つれづれつれづれつれずれなぐさむるなぐさむるなぐさむるものものもの題
- 2物語物語ものがたり、、、棊棊ご、、、すぐろくすぐろくすぐろく。。。三三みつつつ四四よつつつばかりばかりばかりなるなるなるちごちごちごののの物物ものをかしうをかしうおかしゅういふいふいう。。。又又またいといといとちひさきちひさきちいさきちごちごちごののの物語物語ものがたりりりしししたるたるたるがががゑみゑみえみなどなどなどしししたるたるたる。。。くだものくだものくだもの。。。男男おとこのののうちうちうちさるがひさるがひさるがい物物ものよくよくよくいふいふいうがががきききたるたるたるははは物物ものいみいみいみなれなれなれどどど入入いれれれつつつかしかしかし。。。
現代語訳
退屈を慰めるもの。
物語。碁。双六。三つ四つばかりの幼児が、何かをかわいらしく言うの。また、たいそう小さい子が、片言で話をして、にっこり笑ったりしているの。果物。男で、冗談を言って、話のうまい者が来たのは、物忌のときでも中に入れてしまうよ。
意訳
退屈を紛らわせてくれるものを並べた段である。物語や碁、双六といった遊びに加え、幼い子のかわいらしいおしゃべりや果物も挙がる。最後に、冗談がうまく話のおもしろい男なら、本来は人と会ってはいけない物忌の日でも招き入れてしまう、と打ち明けるところに、作者のおしゃべり好きな人柄がにじんでいる。
語釈・文法注
文法
- 「棊」
- 碁。
- 「うちさるがひ」
- 「さるがふ」は、冗談を言う、おどけたことをする。
解説
前段「つれづれなるもの」と対になる段である。物忌は前段では退屈の代表として挙げられていたが、ここでは、話のおもしろい男が来れば物忌でも入れてしまうと、軽く結んでいる。
関連
出典
- 底本
- 丸岡桂・松下大三郎編『国文大観』日記草子部(枕草紙) 板倉屋書房、明治36年(1903)、280頁(コマ143)。国立国会図書館デジタルコレクション
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部
- 更新日