枕草子 第125段 随想的章段
修法は
修法は、仏眼真言などをお読み申し上げているのが、優美で尊いと述べる一文の段。
場面イラスト(準備中)
- 1修法修法ずほうははは眞言眞言しんごんなどなどなど讀讀よみみみたてまつりたてまつりたてまつりたるたるたる、、、なまめかしうなまめかしうなまめかしゅうたふとしたふとしたうとし。。。
現代語訳
修法は、仏眼真言などをお読み申し上げているのが、優美で尊い。
意訳
密教の祈祷である修法の中でも、仏眼真言を唱える声には、しっとりとした優美さと尊さがあるという。前段までの雑多な列挙の中に置かれた、静かな一行である。
語釈・文法注
- 佛眼
- 仏眼仏母。仏の智慧を眼にたとえて仏格化したもの。その真言を唱えて息災を祈る。
文法
- 「なまめかしう」
- 「なまめかし」は、優美で上品である、しっとりと美しいの意。
解説
一文だけの短い段である。前の「あつげなるもの」で、真夏に修法をする阿闍梨を暑苦しいものに挙げたのとは対照的に、ここでは修法の声の美しさをたたえている。
関連
出典
- 底本
- 丸岡桂・松下大三郎編『国文大観』日記草子部(枕草紙) 板倉屋書房、明治36年(1903)、270頁(コマ138)。国立国会図書館デジタルコレクション
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部
- 更新日