古典ライブラリー

古今和歌集 巻第二十 大歌所御歌(東歌) 1096番

筑波根の

読人しらず(よみびとしらず)

筑波山の峰の紅葉が散り積もるように、知っている人も知らない人も、みな等しくいとしい。

詞書
「ひたち歌」(前の歌と同じ詞書)
作者
読人しらず(底本に作者名の記載はない)
  1. 1筑波根つくばね筑波根つくばねつくばねののの初句
  2. 2嶺みね嶺みねみねのもみぢのもみぢのもみじ葉ば葉ばば二句
  3. 3落お落おおちちち積つも積つもつもりりり三句
  4. 4しるもしらぬもしるもしらぬもしるもしらぬも四句
  5. 5なべてなべてなべて悲かな悲かなかなしもしもしも結句

引用の仕方

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現代語訳

筑波山の峰の紅葉が散り積もるように、知っている人も知らない人も、みな等しくいとしい。

意訳

散り積もる紅葉の豊かさに重ねて、人々への広い情愛を歌う。

語釈・文法注

なべて
すべて、等しく。
かなしも
いとしい。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第二十・大歌所御歌(東歌)・1096番
歌体
短歌
状況
詞書「ひたち歌」(常陸歌)。

解説

読人しらずの歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、203頁(コマ115)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日