古典ライブラリー

古今和歌集 巻第二十 大歌所御歌(神あそびの歌) 1085番

君が代は

読人しらず(よみびとしらず)

わが君の御代は限りもないだろう。長浜の砂の数は数え尽くすことがあっても。

詞書
「かへしものの歌」(前の歌と同じ詞書)
作者
読人しらず(底本に作者名の記載はない)
  1. 1君きみ君きみきみががが代よ代よよははは初句
  2. 2かぎりもあらじかぎりもあらじかぎりもあらじ二句
  3. 3長濱ながはま長濱ながはまながわまののの三句
  4. 4まさごのまさごのまさごの數かず數かずかずははは四句
  5. 5よみつくすともよみつくすともよみつくすとも結句
  6. 6これこれこれははは仁和にんな仁和にんなにんなのおほんべののおほんべののおおんべの伊勢いせ伊勢いせいせののの國くに國くにくにののの歌うた歌うたうた左注

引用の仕方

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現代語訳

わが君の御代は限りもないだろう。長浜の砂の数は数え尽くすことがあっても。

〔左注〕これは仁和(光孝天皇)の大嘗会の、伊勢の国の歌。

意訳

数えきれない浜の砂も数え尽くせようが、君の御代は尽きない、と長寿を祝う。

語釈・文法注

長濱
伊勢国の浜。
まさご
細かい砂。
よみつくす
数え尽くす。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第二十・大歌所御歌(神あそびの歌)・1085番
歌体
短歌
状況
詞書「かへしものの歌」(返し物の歌)。

修辞

誇張
砂の数よりも長い御代。

解説

読人しらずの歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、201頁(コマ114)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日