古今和歌集 巻第二十 大歌所御歌(神あそびの歌) 1081番
あをやぎを
青柳を片糸として縒って、鶯が縫うという笠は、梅の花の笠である。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕返し物の歌。
青柳を片糸として縒って、鶯が縫うという笠は、梅の花の笠である。
意訳
柳の枝を糸に、梅の花を笠に見立て、鶯が花笠を縫うという春の景を歌う。
語釈・文法注
- かへしもの
- 神楽などで調子を変えて歌う歌。
- 片糸
- 縒り合わせる前の一本の糸。
和歌
- 作者
- 読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第二十・大歌所御歌(神あそびの歌)・1081番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「かへしものの歌」(返し物の歌)。
修辞
- 見立て
- 柳を糸に、梅の花を笠に。
解説
読人しらずの歌。催馬楽「青柳」にも通う。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、201頁(コマ114)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日