古典ライブラリー

古今和歌集 巻第二十 大歌所御歌(神あそびの歌) 1080番

ささのくま

読人しらず(よみびとしらず)

ささのくまの檜隈川に馬をとめて、しばらく水を飲ませてくれ。せめてその間、あなたの姿だけでも見よう。

作者
読人しらず(底本に作者名の記載はない)
  1. 1ひるめのひるめのひるめのうたうたうた詞書
  2. 2ささのくまささのくまささのくま初句
  3. 3ひのくまひのくまひのくま川がは川がはがわににに二句
  4. 4駒こま駒こまこまとめてとめてとめて三句
  5. 5しばししばししばし水みづ水みづみずかへかへかえ四句
  6. 6影かげ影かげかげをををだにだにだに見み見みみむむん結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕日女の歌。

ささのくまの檜隈川に馬をとめて、しばらく水を飲ませてくれ。せめてその間、あなたの姿だけでも見よう。

意訳

旅立つ人に、せめて馬に水を飲ませる間だけでもとどまってほしいと願う。

語釈・文法注

ひるめのうた
天照大神(大日孁貴)をまつる神楽の歌。
ひのくま川
大和国の檜隈川。
水かへ
水を飲ませよ。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第二十・大歌所御歌(神あそびの歌)・1080番
歌体
短歌
状況
詞書「ひるめのうた」(日女の歌)。

解説

読人しらずの神楽歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、201頁(コマ114)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日