古典ライブラリー

古今和歌集 巻第二十 大歌所御歌(神あそびの歌) 1076番

まきもくの

読人しらず(よみびとしらず)

巻向の穴師の山の山人だと、人も見るように、山かずらを髪に飾りなさい。

詞書
「とりものの歌」(前の歌と同じ詞書)
作者
読人しらず(底本に作者名の記載はない)
  1. 1まきもくのまきもくのまきもくの初句
  2. 2あなしのあなしのあなしの山やま山やまやまののの二句
  3. 3山人やまびと山人やまびとやまびとととと三句
  4. 4人ひと人ひとひとももも見み見みみるがにるがにるがに四句
  5. 5やまかづらせよやまかづらせよやまかずらせよ結句

引用の仕方

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現代語訳

巻向の穴師の山の山人だと、人も見るように、山かずらを髪に飾りなさい。

意訳

神楽の舞人に、山の神に仕える山人らしく、かずらを飾れと呼びかける。

語釈・文法注

まきもく
大和国の地名。
あなしの山
巻向山の一部。
見るがに
見るように。
山かづら
ひかげのかずら。神事で髪に飾る。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第二十・大歌所御歌(神あそびの歌)・1076番
歌体
短歌
状況
詞書「とりものの歌」(採物の歌)。

解説

読人しらずの神楽歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、200頁(コマ113)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日