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古今和歌集 巻第二十 大歌所御歌(神あそびの歌) 1075番

霜やたび

読人しらず(よみびとしらず)

霜が幾たび置いても枯れない榊葉のように、栄えていくはずの神の巫覡(きね)であることよ。

詞書
「とりものの歌」(前の歌と同じ詞書)
作者
読人しらず(底本に作者名の記載はない)
  1. 1霜しも霜しもしもやたびやたびやたび初句
  2. 2おけどかれせぬおけどかれせぬおけどかれせぬ二句
  3. 3榊葉さかきば榊葉さかきばさかきばののの三句
  4. 4たちさかゆべきたちさかゆべきたちさかゆべき四句
  5. 5神かみ神かみかみのきねかものきねかものきねかも結句

引用の仕方

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現代語訳

霜が幾たび置いても枯れない榊葉のように、栄えていくはずの神の巫覡(きね)であることよ。

意訳

常緑の榊にたとえて、神に仕える者の繁栄を寿ぐ。

語釈・文法注

やたび
幾度も。
きね
神に仕える者、巫覡。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第二十・大歌所御歌(神あそびの歌)・1075番
歌体
短歌
状況
詞書「とりものの歌」(採物の歌)。

修辞

比喩
榊葉に神のきねの繁栄を重ねる。

解説

読人しらずの神楽歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、200頁(コマ113)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日