古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十九 雑体(誹諧歌) 1037番

ことならば

読人しらず(よみびとしらず)

どうせなら、思っていないと言い切ってしまわないのか。どうして男女の仲が、玉襷のようにどっちつかずなのか。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1ことならばことならばことならば初句
  2. 2思おも思おもおもはずとやははずとやはわずとやわ二句
  3. 3いひいひいい果は果ははてぬてぬてぬ三句
  4. 4なぞなぞなぞ世よ世よよのなかののなかののなかの四句
  5. 5玉襷たまだすき玉襷たまだすきたまだすきなるなるなる結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

どうせなら、思っていないと言い切ってしまわないのか。どうして男女の仲が、玉襷のようにどっちつかずなのか。

意訳

思うとも思わないとも言わない相手に、はっきりしてほしいと迫る。

語釈・文法注

ことならば
どうせなら。
玉襷
両肩にかけて交差させる。どっちつかずのたとえ。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第十九・雑体(誹諧歌)・1037番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

読人しらずの歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、194頁(コマ110)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日