古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十九 雑体(誹諧歌) 1022番

石の上

読人しらず(よみびとしらず)

石上の布留ではないが、古くなった恋が神さびて祟るので、私は眠ることもできない。

作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2石いそ石いそいそののの上かみ上かみかみ初句
  3. 3ふりにしふりにしふりにし戀こひ戀こひこいののの二句
  4. 4神かみ神かみかみさびてさびてさびて三句
  5. 5たたるにわれたたるにわれたたるにわれははは四句
  6. 6いぞねかねつるいぞねかねつるいぞねかねつる結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

石上の布留ではないが、古くなった恋が神さびて祟るので、私は眠ることもできない。

意訳

古い恋が神のように祟って眠れない、とおどける。

語釈・文法注

いそのかみ
「ふる」にかかる枕詞。
神さびて
神々しくなって。
いぞねかねつる
眠れない。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第十九・雑体(誹諧歌)・1022番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

枕詞
「いそのかみ」。

解説

読人しらずの歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、192頁(コマ109)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日