古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十九 雑体(誹諧歌) 1019番

花と見て

読人しらず(よみびとしらず)

花と思って折ろうとすると、女郎花は、いやな感じのする名前であったよ。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1花はな花はなはなととと見み見みみててて初句
  2. 2折を折をおらむとすればらむとすればらむとすれば二句
  3. 3女郞花をみなへし女郞花をみなへしおみなえし三句
  4. 4うたたあるうたたあるうたたある樣さま樣さまさまののの四句
  5. 5名な名ななにこそありけれにこそありけれにこそありけれ結句

引用の仕方

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現代語訳

花と思って折ろうとすると、女郎花は、いやな感じのする名前であったよ。

意訳

「女」という名がつくので、僧などが折るのはためらわれる、とおどける。

語釈・文法注

うたたある
いやな感じのする。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第十九・雑体(誹諧歌)・1019番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

読人しらずの歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、191頁(コマ109)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日