古今和歌集 巻第十八 雑歌下 992番
あかざりし
名残惜しかったあなたの袖の中に入ってしまったのだろうか。私の魂がないような気がする。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕女友達と話をして別れた後に贈った歌。
名残惜しかったあなたの袖の中に入ってしまったのだろうか。私の魂がないような気がする。
意訳
別れた友を思い、魂が相手の袖に入ってしまったように放心している、と詠む。
語釈・文法注
- あかざりし
- 満ち足りなかった。
和歌
- 作者
- 陸奥(みちのく) 生没年未詳
女房と見られるが、経歴は伝わらない。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第十八・雑歌下・992番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「女ともだちと物語して別れて後につかはしける」(女友達と話をして別れた後に贈った歌)。
解説
陸奥の歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、180頁(コマ103)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日