古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十八 雑歌下 979番

君をのみ

宗岳大頼(むねおかのおおより)

あなたのことばかり思って越えてきた越路の白山は、いつ雪の消える時があるでしょうか、ありはしません。

作者
宗岳大賴(宗岳大頼)
  1. 1かへしかへしかへし詞書
  2. 2君きみ君きみきみをををのみのみのみ初句
  3. 3おもひこしぢのおもひこしぢのおもいこしじの二句
  4. 4白山しらやま白山しらやましらやまははは三句
  5. 5いつかはいつかはいつかわ雪ゆき雪ゆきゆきののの四句
  6. 6きゆるときあるきゆるときあるきゆるときある結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕返歌。

あなたのことばかり思って越えてきた越路の白山は、いつ雪の消える時があるでしょうか、ありはしません。

意訳

雪の消えない白山にたとえ、自分の友情は消えない、と返す。

語釈・文法注

こしぢ
「越路」と「来し路」。

和歌

作者
宗岳大頼(むねおかのおおより) 生没年未詳
越(北陸)に赴任していたことが巻第十八の詞書に見える。
出典
『古今和歌集』巻第十八・雑歌下・979番
歌体
短歌
状況
詞書「かへし」(返歌)。

修辞

掛詞
「こし」。

解説

宗岳大頼の返歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、177頁(コマ102)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日