古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十六 哀傷歌 860番

露をなど

藤原惟幹(ふじわらのこれもと)

露をどうしてはかないものと思っていたのだろう。我が身も草に置かないだけで、同じなのに。

作者
藤原これもと(藤原惟幹)
  1. 1みまかりなむとてよめるみまかりなむとてよめるみまかりなむとてよめる詞書
  2. 2露つゆ露つゆつゆをををなどなどなど初句
  3. 3あだなるあだなるあだなる物もの物ものものととと二句
  4. 4思おも思おもおもひけむひけむいけむ三句
  5. 5我わ我わわががが身み身みみももも草くさ草くさくさににに四句
  6. 6おかぬばかりおかぬばかりおかぬばかりををを結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕死のうとする時に詠んだ歌。

露をどうしてはかないものと思っていたのだろう。我が身も草に置かないだけで、同じなのに。

意訳

自分も露と同じようにはかない存在だ、と死を前に悟る。

語釈・文法注

あだなる
はかない。

和歌

作者
藤原惟幹(ふじわらのこれもと) ?–902?
経歴はほとんどわからない。
出典
『古今和歌集』巻第十六・哀傷歌・860番
歌体
短歌
状況
詞書「みまかりなむとてよめる」(死のうとする時に詠んだ歌)。

解説

藤原惟幹の辞世の歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、154頁(コマ90)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日