古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十五 恋歌五 824番

秋といへば

読人しらず(よみびとしらず)

秋といえば、よそごとと聞いていたが、移り気な人が私を古びさせる(飽きる)という名であった。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1秋あき秋あきあきといへばといへばといえば初句
  2. 2外よそ外よそよそにぞにぞにぞ聞き聞きききしきしきし二句
  3. 3あだあだあだ人びと人びとびとののの三句
  4. 4我われ我われわれををを古ふる古ふるふるせるせるせる四句
  5. 5名な名ななにこそにこそにこそ有あ有あありけれりけれりけれ結句

引用の仕方

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現代語訳

秋といえば、よそごとと聞いていたが、移り気な人が私を古びさせる(飽きる)という名であった。

意訳

秋は「飽き」に通じ、自分が飽きられる身になってしまった、と嘆く。

語釈・文法注

あだ人
移り気な人。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第十五・恋歌五・824番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

読人しらずの歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、145頁(コマ86)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日