古今和歌集 巻第十五 恋歌五 792番
水の沫の
水の泡のように消えずに浮いている(憂き身の)私だと言いながら、流れてもなお、頼みにされることだ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
水の泡のように消えずに浮いている(憂き身の)私だと言いながら、流れてもなお、頼みにされることだ。
意訳
つらい身でありながら、それでもなお相手を頼みにしてしまう。
語釈・文法注
- うき
- 「浮き」と「憂き」。
和歌
- 作者
- 紀友則(きのとものり) ?–905?
『古今和歌集』の撰者の一人で、紀貫之の従兄。大内記などを務めたが、集の完成を待たずに亡くなり、巻第十六に貫之・壬生忠岑の哀悼の歌がある。のびやかで格調のある歌風で知られる。三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第十五・恋歌五・792番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
修辞
- 掛詞
- 「うき」。
解説
紀友則の歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、140頁(コマ83)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日