古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十四 恋歌四 737番

今はとて

源能有(近院右大臣)(みなもとのよしあり)

「もうおしまい」と返してきた言葉を拾っておいて、自分のものながら、あなたの形見と見ることにしようか。

作者
近院右大臣(源能有(近院右大臣))
  1. 1かへしかへしかへし詞書
  2. 2今いま今いまいまはははとてとてとて初句
  3. 3返かへ返かへかえすすす言こと言ことことののの葉は葉はは二句
  4. 4ひろひひろひひろい置お置おおきてきてきて三句
  5. 5おのがおのがおのが物もの物ものものからからから四句
  6. 6形見かたみ形見かたみかたみとやみむとやみむとやみむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕返歌。

「もうおしまい」と返してきた言葉を拾っておいて、自分のものながら、あなたの形見と見ることにしようか。

意訳

返された手紙を、自分が書いたものだが、相手の形見として大切にしよう、と返す。

語釈・文法注

おのがものから
自分のものではあるが。

和歌

作者
源能有(近院右大臣)(みなもとのよしあり) 845–897
文徳天皇の皇子で、臣籍に下って源姓を賜った。右大臣に至り、近院の右大臣と呼ばれた。
出典
『古今和歌集』巻第十四・恋歌四・737番
歌体
短歌
状況
詞書「かへし」(返歌)。

解説

源能有の返歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、130頁(コマ78)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日