古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十四 恋歌四 714番

あき風に

素性法師(そせいほうし)

秋風に山の木の葉が色を変えていくので、人の心もどうなるのかと思う。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
素性法師
  1. 1あきあきあき風かぜ風かぜかぜににに初句
  2. 2山やま山やまやまののの木こ木ここののの葉は葉ははののの二句
  3. 3うつろへばうつろへばうつろえば三句
  4. 4人ひと人ひとひとののの心こころ心こころこころももも四句
  5. 5いかがとぞおもふいかがとぞおもふいかがとぞおもう結句

引用の仕方

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現代語訳

秋風に山の木の葉が色を変えていくので、人の心もどうなるのかと思う。

意訳

秋に木の葉が色を変えるように、恋人の心も変わってしまうのではないかと不安に思う。

語釈・文法注

あき
「秋」と「飽き」。

和歌

作者
素性法師(そせいほうし) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀初め)
僧正遍昭の子。俗名は良岑玄利(よしみねのはるとし)といい、父の命で出家した。雲林院や大和の石上の良因院に住み、宇多天皇・醍醐天皇の歌会や屏風歌に召された。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十四・恋歌四・714番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

掛詞
「あき」。

解説

素性法師の歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、126頁(コマ76)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日