古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十四 恋歌四 680番

君といへば

藤原忠行(ふじわらのただゆき)

あなたのことといえば、逢っても逢わなくても、富士の嶺が絶えず燃えるように、珍しくもなくいつも燃えている私の恋。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
藤原ただゆき(藤原忠行)
  1. 1君きみ君きみきみといへばといへばといえば初句
  2. 2見み見みみまれみずまれまれみずまれまれみずまれ二句
  3. 3富士ふじ富士ふじふじののの嶺ね嶺ねねののの三句
  4. 4珍めづ珍めづめずらしげなくらしげなくらしげなく四句
  5. 5燃も燃ももゆるわがゆるわがゆるわが戀こひ戀こひこい結句

引用の仕方

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現代語訳

あなたのことといえば、逢っても逢わなくても、富士の嶺が絶えず燃えるように、珍しくもなくいつも燃えている私の恋。

意訳

逢っても逢わなくても、富士山の煙のように、恋はいつも燃えている。

語釈・文法注

見まれ見ずまれ
会っても会わなくても。

和歌

作者
藤原忠行(ふじわらのただゆき) ?–906
経歴はほとんどわからない。
出典
『古今和歌集』巻第十四・恋歌四・680番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

比喩
富士の噴煙に恋の火を重ねる。

解説

藤原忠行の歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、121頁(コマ74)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日