古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十三 恋歌三 663番

笹の葉に

凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)

笹の葉に置く初霜が、夜が寒いので凍りつくように、心に深くしみついても、顔色に出すだろうか、出しはしない。

「笹の葉に」の歌をもとにした情景。笹の葉に置く初霜が、夜が寒いので凍りつくように、心に深くしみついても、顔色に出すだろうか、出しはしない。
「笹の葉に」の歌をもとにした情景。笹の葉に置く初霜が、夜が寒いので凍りつくように、心に深くしみついても、顔色に出すだろうか、出しはしない。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
躬恒(凡河内躬恒)
  1. 1笹ささ笹ささささののの葉は葉ははににに初句
  2. 2おくおくおく初霜はつしも初霜はつしもはつしもののの二句
  3. 3夜よ夜よよをををさむみさむみさむみ三句
  4. 4しみはつくともしみはつくともしみわつくとも四句
  5. 5色いろ色いろいろににに出い出いいでめやでめやでめや結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

笹の葉に置く初霜が、夜が寒いので凍りつくように、心に深くしみついても、顔色に出すだろうか、出しはしない。

意訳

恋心がどれほど深くしみても、表には出さない。

語釈・文法注

しみはつく
凍りつく、しみつく。

和歌

作者
凡河内躬恒(おおしこうちのみつね) 生没年未詳(九世紀末〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。甲斐少目・和泉大掾など地方の下級官人を務めたが、歌才は宇多・醍醐両天皇に重んじられ、屏風歌や歌合で活躍した。貫之と並ぶ歌人とされる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十三・恋歌三・663番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

凡河内躬恒の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、118頁(コマ72)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日