古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十三 恋歌三 656番

現には

小野小町(おののこまち)

現実ではそうもあろう。けれど夢の中でまで、人目を避けているのを見るのがつらい。

「現には」の歌をもとにした情景。現実ではそうもあろう。けれど夢の中でまで、人目を避けているのを見るのがつらい。
「現には」の歌をもとにした情景。現実ではそうもあろう。けれど夢の中でまで、人目を避けているのを見るのがつらい。
作者
小町(小野小町)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2現うつつ現うつつうつつにににははは初句
  3. 3さもこそあらめさもこそあらめさもこそあらめ二句
  4. 4夢ゆめ夢ゆめゆめにさへにさへにさえ三句
  5. 5ひとめひとめひとめをもるとをもるとおもると四句
  6. 6見み見みみるがるがるが佗わび佗わびわびしさしさしさ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

現実ではそうもあろう。けれど夢の中でまで、人目を避けているのを見るのがつらい。

意訳

現実では人目を気にするのはしかたないが、夢の中でまで人目を避けているのはつらい。

語釈・文法注

さもこそあらめ
そうもあろう。
人目をもる
人目をうかがう。

和歌

作者
小野小町(おののこまち) 生没年未詳(九世紀中頃)
仁明・文徳天皇の頃の女性歌人。経歴はほとんどわからないが、仮名序は「あはれなるやうにてつよからず」と評し、恋の歌、ことに夢の歌に優れる。美女の伝説が多く生まれた。六歌仙・三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十三・恋歌三・656番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

小野小町の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、117頁(コマ72)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日