古今和歌集 巻第十三 恋歌三 655番
泣きこふる
泣いて恋する涙に袖が濡れたら、着替えるついでに、夜にこっそり喪服を着よう。

現代語訳
泣いて恋する涙に袖が濡れたら、着替えるついでに、夜にこっそり喪服を着よう。
意訳
前の歌への返歌。人目のない夜に、着替えのふりをして喪服を着よう、と答える。
語釈・文法注
- ぬぎかへがてら
- 着替えのついでに。
和歌
- 作者
- 橘清樹(たちばなのきよき) ?–925
経歴はほとんどわからない。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第十三・恋歌三・655番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「橘のきよきが忍びにあひしれりける女のもとよりおこせたりける」(橘清樹がひそかに知り合っていた女のもとからよこした歌)。
解説
橘清樹の返歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、117頁(コマ72)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日