古今和歌集 巻第十三 恋歌三 638番
明けぬとて
夜が明けたといって、もうお別れだという心がつくとすぐに、どうして言いようのない思いが加わるのだろう。

現代語訳
夜が明けたといって、もうお別れだという心がつくとすぐに、どうして言いようのない思いが加わるのだろう。
意訳
夜明けとともに別れを意識すると、言葉にできない悲しみがこみあげる。
語釈・文法注
- 今はの心
- 別れの時だという気持ち。
和歌
- 作者
- 藤原国経(ふじわらのくにつね) 828–908
藤原長良の子で、二条后高子の兄。大納言に至った。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第十三・恋歌三・638番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
解説
藤原国経の歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、114頁(コマ70)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日