古今和歌集 巻第十三 恋歌三 629番
あやなくて
わけもなく、早くも根も葉もない評判が立つ竜田川。渡らないで終わるものでもないのに。

現代語訳
わけもなく、早くも根も葉もない評判が立つ竜田川。渡らないで終わるものでもないのに。
意訳
「立つ」と「竜田川」をかけ、まだ逢ってもいないのに噂が立つことを嘆く。
語釈・文法注
- あやなくて
- わけもなく。
- たつた川
- 「立つ」をかける。
和歌
- 作者
- 御春有助(みはるのありすけ) 生没年未詳
藤原利基・藤原敏行に仕えた人物と伝える。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第十三・恋歌三・629番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
修辞
- 掛詞
- 「たつ」。
解説
御春有助の歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、112頁(コマ69)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日