古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十二 恋歌二 597番

我が戀は

紀貫之(きのつらゆき)

私の恋は知らない山道ではないのに、迷う心がつらいことだ。

「我が戀は」の歌をもとにした情景。私の恋は知らない山道ではないのに、迷う心がつらいことだ。
「我が戀は」の歌をもとにした情景。私の恋は知らない山道ではないのに、迷う心がつらいことだ。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
貫之(紀貫之)
  1. 1我わ我わわががが戀こひ戀こひこいははは初句
  2. 2しらぬしらぬしらぬ山路やまぢ山路やまぢやまじににに二句
  3. 3あらなくにあらなくにあらなくに三句
  4. 4まどふまどふまどう心こころ心こころこころぞぞぞ四句
  5. 5わびしかりけるわびしかりけるわびしかりける結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

私の恋は知らない山道ではないのに、迷う心がつらいことだ。

意訳

道を知らない山路でもないのに、恋に迷う心がつらい。

語釈・文法注

あらなくに
ではないのに。

和歌

作者
紀貫之(きのつらゆき) 872?–945?
『古今和歌集』の撰者の中心で、仮名序を書いた。御書所預などを経て土佐守となり、任期を終えて帰京する旅を『土佐日記』に書いた。理知的で技巧に富む歌風で、『古今和歌集』に最も多い百首あまりが入る。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十二・恋歌二・597番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

紀貫之の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、107頁(コマ67)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日