古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十二 恋歌二 578番

我がごとく

藤原敏行(ふじわらのとしゆき)

私のように物悲しいのか、ほととぎすは、時を選ばず一晩中鳴いているのだろう。

「我がごとく」の歌をもとにした情景。私のように物悲しいのか、ほととぎすは、時を選ばず一晩中鳴いているのだろう。
「我がごとく」の歌をもとにした情景。私のように物悲しいのか、ほととぎすは、時を選ばず一晩中鳴いているのだろう。
詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
敏行朝臣(藤原敏行)
  1. 1我わ我わわがごとくがごとくがごとく初句
  2. 2物もの物ものものやかなしきやかなしきやかなしき二句
  3. 3郭公ほととぎす郭公ほととぎすほととぎす三句
  4. 4ときぞともなくときぞともなくときぞともなく四句
  5. 5夜よ夜よよただただただ鳴な鳴ななくらむくらむくらむ結句

引用の仕方

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現代語訳

私のように物悲しいのか、ほととぎすは、時を選ばず一晩中鳴いているのだろう。

意訳

夜通し鳴くほととぎすに、自分と同じ悲しみを見る。

語釈・文法注

時ぞともなく
時を決めず。
夜ただ
一晩中。

和歌

作者
藤原敏行(ふじわらのとしゆき) ?–901?
藤原富士麻呂の子。蔵人頭・右兵衛督などを務めた。能書家としても名高く、神護寺の鐘の銘を書いたと伝える。妻は紀有常の娘で、業平とは相婿にあたる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十二・恋歌二・578番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

藤原敏行の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、104頁(コマ65)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日