古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十二 恋歌二 570番

わりなくも

読人しらず(よみびとしらず)

どうしようもなく、寝ても覚めても恋しいことよ。心をどこへやったら忘れられるだろう。

「わりなくも」の歌をもとにした情景。どうしようもなく、寝ても覚めても恋しいことよ。心をどこへやったら忘れられるだろう。
「わりなくも」の歌をもとにした情景。どうしようもなく、寝ても覚めても恋しいことよ。心をどこへやったら忘れられるだろう。
詞書
「寛平の御時きさいの宮の歌合の歌」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1わりなくもわりなくもわりなくも初句
  2. 2寐ね寐ねねてもてもても覺さ覺ささめてもめてもめても二句
  3. 3戀こひ戀こひこいしきかしきかしきか三句
  4. 4心こころ心こころこころをををいづちいづちいずち四句
  5. 5やらばやらばやらば忘わす忘わすわすれむれむれむ結句

引用の仕方

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現代語訳

どうしようもなく、寝ても覚めても恋しいことよ。心をどこへやったら忘れられるだろう。

意訳

寝ても覚めても恋しくて、どうしたら忘れられるのかわからない。

語釈・文法注

わりなくも
どうしようもなく。
いづち
どこへ。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第十二・恋歌二・570番
歌体
短歌
状況
詞書「寛平の御時きさいの宮の歌合の歌」(寛平の御時、后の宮の歌合の歌)。

解説

読人しらずの歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、102頁(コマ64)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日