古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十二 恋歌二 571番

戀しきに

読人しらず(よみびとしらず)

恋しさに悩んで魂が迷い出てしまったら、むなしい亡骸だけが評判に残るのだろうか。

「戀しきに」の歌をもとにした情景。恋しさに悩んで魂が迷い出てしまったら、むなしい亡骸だけが評判に残るのだろうか。
「戀しきに」の歌をもとにした情景。恋しさに悩んで魂が迷い出てしまったら、むなしい亡骸だけが評判に残るのだろうか。
詞書
「寛平の御時きさいの宮の歌合の歌」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1戀こひ戀こひこいしきにしきにしきに初句
  2. 2わびてわびてわびて魂たましひ魂たましひたましい二句
  3. 3まどひなばまどひなばまどいなば三句
  4. 4むなしきからのむなしきからのむなしきからの四句
  5. 5名な名ななにやのこらむにやのこらむにやのこらむ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

恋しさに悩んで魂が迷い出てしまったら、むなしい亡骸だけが評判に残るのだろうか。

意訳

恋のあまり魂が抜け出たら、残った抜け殻が恋に死んだと噂されるだろう、と嘆く。

語釈・文法注

から
亡骸、抜け殻。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。
出典
『古今和歌集』巻第十二・恋歌二・571番
歌体
短歌
状況
詞書「寛平の御時きさいの宮の歌合の歌」(寛平の御時、后の宮の歌合の歌)。

解説

読人しらずの歌。

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出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、102頁(コマ64)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日