古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十二 恋歌二 564番

我が宿の

紀友則(きのとものり)

私の家の菊の垣根に置く霜が消えるように、身も消え入るほどに恋しく思われることだ。

「我が宿の」の歌をもとにした情景。私の家の菊の垣根に置く霜が消えるように、身も消え入るほどに恋しく思われることだ。
「我が宿の」の歌をもとにした情景。私の家の菊の垣根に置く霜が消えるように、身も消え入るほどに恋しく思われることだ。
詞書
「寛平の御時きさいの宮の歌合の歌」(前の歌と同じ詞書)
作者
紀友則
  1. 1我わ我わわががが宿やど宿やどやどののの初句
  2. 2菊きく菊きくきくのかきねにのかきねにのかきねに二句
  3. 3おくおくおく霜しも霜しもしもののの三句
  4. 4きえかへりてぞきえかへりてぞきえかえりてぞ四句
  5. 5戀こひ戀こひこいしかりけるしかりけるしかりける結句

引用の仕方

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現代語訳

私の家の菊の垣根に置く霜が消えるように、身も消え入るほどに恋しく思われることだ。

意訳

霜が消えるように、自分も消え入りそうなほど恋しい。

語釈・文法注

消えかへり
すっかり消え入って。

和歌

作者
紀友則(きのとものり) ?–905?
『古今和歌集』の撰者の一人で、紀貫之の従兄。大内記などを務めたが、集の完成を待たずに亡くなり、巻第十六に貫之・壬生忠岑の哀悼の歌がある。のびやかで格調のある歌風で知られる。三十六歌仙の一人。
出典
『古今和歌集』巻第十二・恋歌二・564番
歌体
短歌
状況
詞書「寛平の御時きさいの宮の歌合の歌」(寛平の御時、后の宮の歌合の歌)。

修辞

序詞
上三句が「消え」を導く。

解説

紀友則の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、102頁(コマ64)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日