古今和歌集 巻第十一 恋歌一 477番
知る知らぬ
知っているとか知らないとか、どうしてわけもなく区別して言うのでしょう。思いだけが恋の道しるべなのです。

現代語訳
〔詞書〕返歌。
知っているとか知らないとか、どうしてわけもなく区別して言うのでしょう。思いだけが恋の道しるべなのです。
意訳
業平の歌に、見た見ないにこだわらず、思いの深さこそが大切だと返す。
語釈・文法注
- 分きて
- 区別して。
- しるべ
- 道案内。
和歌
- 作者
- 読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『古今和歌集』の約四割を占め、撰者の時代より古い歌や、民謡・宴席で歌い継がれた歌、身分の低い人や女性の歌などを含む。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第十一・恋歌一・477番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「かへし」(返歌)。
解説
読人しらずの返歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、92頁(コマ59)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日