古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十 物名 457番

かぢにあたる

兼覧王(かねみのおおきみ)

楫に当たる棹のしずくを、春なので、どうして咲いて散る花と見ないでいられようか。

「かぢにあたる」の歌をもとにした情景。楫に当たる棹のしずくを、春なので、どうして咲いて散る花と見ないでいられようか。
「かぢにあたる」の歌をもとにした情景。楫に当たる棹のしずくを、春なので、どうして咲いて散る花と見ないでいられようか。
作者
兼覽王(兼覧王)
  1. 1いかがいかがいかが崎さき崎さきさき詞書
  2. 2かぢにあたるかぢにあたるかじにあたる初句
  3. 3棹さを棹さをさおののの雫しづく雫しづくしずくををを二句
  4. 4春はる春はるはるなればなればなれば三句
  5. 5いかがさきいかがさきいかがさき散ち散ちちるるる四句
  6. 6花はな花はなはなととと見み見みみざらむざらむざらむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕いかが崎。

楫に当たる棹のしずくを、春なので、どうして咲いて散る花と見ないでいられようか。

意訳

「いかがさき」を詠みこむ。棹のしずくを散る花に見立てる。

語釈・文法注

いかが崎
河内国の地名。

和歌

作者
兼覧王(かねみのおおきみ) ?–932
文徳天皇の皇子惟喬親王の子。宮内卿などを務めた。紀貫之・凡河内躬恒らと交流があった。
出典
『古今和歌集』巻第十・物名・457番
歌体
短歌
状況
詞書「いかが崎」(いかが崎)。

修辞

物名
「いかがさき」。

解説

兼覧王の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、88頁(コマ57)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日