古典ライブラリー

古今和歌集 巻第十 物名 446番

山高み

紀利貞(きのとしさだ)

山が高いので、いつも嵐の吹く里では、十分に咲き匂うこともなく、花が散ってしまうことだ。

「山高み」の歌をもとにした情景。山が高いので、いつも嵐の吹く里では、十分に咲き匂うこともなく、花が散ってしまうことだ。
「山高み」の歌をもとにした情景。山が高いので、いつも嵐の吹く里では、十分に咲き匂うこともなく、花が散ってしまうことだ。
作者
紀としさだ(紀利貞)
  1. 1しのぶぐさしのぶぐさしのぶぐさ詞書
  2. 2山やま山やまやま高たか高たかたかみみみ初句
  3. 3つねにあらしのつねにあらしのつねにあらしの二句
  4. 4ふくさとふくさとふくさとははは三句
  5. 5匂にほ匂にほにおひもあへずひもあへずいもあえず四句
  6. 6花はな花はなはなぞぞぞ散ち散ちちりけるりけるりける結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

〔詞書〕しのぶぐさ。

山が高いので、いつも嵐の吹く里では、十分に咲き匂うこともなく、花が散ってしまうことだ。

意訳

「嵐の吹く」に「しのぶぐさ」を詠みこむ。

語釈・文法注

あへず
十分に…しきれない。

和歌

作者
紀利貞(きのとしさだ) ?–881
紀貫之の一族で、少内記・阿波介などを務めた。
出典
『古今和歌集』巻第十・物名・446番
歌体
短歌
状況
詞書「しのぶぐさ」(しのぶぐさ)。

修辞

物名
「(あら)しのふくさ」。

解説

紀利貞の歌。

関連

出典

底本
有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、86頁(コマ56)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日