古今和歌集 巻第十 物名 444番
うちつけに
急に濃くなったと、花の色を見るのだろうか。置いた白露が染めただけなのに。

現代語訳
〔詞書〕けにごし。
急に濃くなったと、花の色を見るのだろうか。置いた白露が染めただけなのに。
意訳
「うちつけに濃し」に「けにごし(牽牛子=朝顔)」を詠みこむ。
語釈・文法注
- うちつけに
- 急に。
- けにごし
- 牽牛子。朝顔。
和歌
- 作者
- 矢田部名実(やたべのなざね) 生没年未詳
経歴はほとんどわからない。 - 出典
- 『古今和歌集』巻第十・物名・444番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「けにごし」(けにごし)。
修辞
- 物名
- 「けにこし」。
解説
矢田部名実の歌。
関連
出典
- 底本
- 有朋堂文庫『古今和歌集・後撰和歌集』 塚本哲三校訂、有朋堂書店、大正15年(1926)、85〜86頁(コマ56)。正保四年版『八代集』を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日